クックパッドに入社しました。


みなさん2011年はどのような年でしたでしょうか?私は30歳を迎え、一区切りがついた一年でした。

一年を振り返ってみると、やはり3月11日の東日本大震災と、その後に開催したHack For Japanが大きく印象に残っています。テレビで報道される津波の映像はものすごいものがあり、改めて津波の恐ろしさを感じました。幸いにして関西はまったくダメージが無かったために、外資系企業を中心に多くの企業が避難してきたり、豊富にある物資がザクザク売れるなど関西圏だけを見ると特需に湧いた事も強く印象に残っています。もちろん、そんな中でもやはり家族や親族が被災したという人も沢山いました。

知り合いで実家が丸ごと流された人もいます。まわりから色んな話を聞く過程で「今、会社が流されたら、うちの会社のビジネス終わるな(データセンター直結のオフィスビルのためデータがほぼロストする)」と真剣に思い、ディザスタリカバリの大切さを感じました。知り合いで、個人の身分証明書や通帳をすべてスキャンしてEvernoteに置いたという人がいますが、震災直後に自分の預貯金の引き出しができなかった人が沢山いるそうなので、個人でもそのようにディザスタリカバリをする必要があるなと感じました。

震災以外の話では、夏と冬に開催したStartup Weekend Kyotoが上手く回りだそうとしているので、主催者としては嬉しい限りです。Startup Weekendに参加して、起業した人が沢山誕生しているのは本当にすごい事だと思います。今まで色んな活動をしてきましたが、新聞やTVに取り上げられる事はあっても、他人に大きく影響を与えているという実感ができたのは初めてかもしれません。

Startup Weekendを通じて、多くのスタートアップに興味がある人たちに出会えたり、世界中の投資家と知り合う事ができたのは、私の貴重な財産となっています。今この世の中にある沢山の問題に対して、さまざまなバックグラウンドを持った人たちが非常にユニークなアプローチを考えだす様子を見聞きする間に、私自身のビジネスに関する考え方とエンジニアとしての考え方に大きな影響を与えてくれました。多くの参加者から、「ものすごく成長できました!」という感想をもらいましたが、一番成長したのは私じゃないかと思うぐらい、本当に沢山の勉強をさせてもらいました。

「Startup Weekendに参加することで、今まではサラリーマンエンジニアとして、マネタイズやマーケティングを気にすることが無かったけど、最近はその部分も考えて口を出すようになった」というエンジニアもいました。「すぐに大金が稼げるサービスではないけど、一つのムーブメントを起こせそうだから、ゆっくり育てていきます」と、会社を辞めずにStartup Weekendで開発したサービスを夜な夜な開発している人もいます。

そういう人たちと話をする事で、自分もより一層頑張りたいと思うようになりました。あまり公にして来ませんでしたが、2011年9月末日で株式会社SOBAプロジェクトの取締役を辞任しました。正確には、任期満了で退任したくて、株主総会での選任を辞退したのですが、少し待って欲しいという事で9月末日のタイミングになりました。

よく、「なんで会社を辞めたんですか?」と聞かれますが、理由は1つだけではありません。本当に沢山の理由が積み重なっての辞任でした。

辞任後は、株式の売却交渉と並行して、新しい会社を作るために、色々準備をしてきました。サービスは近々ローンチできる状態になっているので、またお知らせできるかと思います。起業準備と並行して、タイミング良くある会社に声をかけて頂きました。すでに会社を作る準備をしているという話を伝えた所、先方からは週に2日だけでも来て欲しいという話でしたので、どのように関わるべきか判断するために、その会社の色々な立場の方とお話をさせて頂きました。

2回目の面談時には、「今、参加しないと3年後には私のレベルでは入社が不可能な会社になっている」と判断しました。

その会社は「クックパッド」です。

私は、「多少チューニングしてはいるだろうけど、ホームページ制作会社に毛が生えた程度の会社でしょ?」と思っていて、最初の連絡は無視しようと思っていたのですが、最初に連絡をくれたのが佐々木達也さんで、名前を検索したら見覚えのあるアイコンが出てきました。そのアイコンは、以前ニコニコ生放送で『第6回ドワンゴ技術勉強会 「分散・並列処理・クラウド」』を見た時に、プレゼン資料で見たんですね。Vivaニコ厨

もちろん、クラウドや分散処理にはすごく興味があるので、話だけなら聞きに行ってもいいなと思ったのが、最初です。こんな綺麗なキッチンで作ったご飯を食べながら、色んな話をして行く中で週に2日だけでも来て欲しいという話だったので、「まぁ家賃の足しにはなるか」と考え、それならもうちょっと詳しい話を聞かせて下さいという事になりました。

正直レシピサイトには興味が無かったのですが、儲かっているのは知っているので(32億売り上げて、16億円営業利益が上がっている会社)、次の戦略を教えてもらった所、その中の一つがかなり関心があるテーマだったので、興味がわきました。

最終的に入社を決定したのは、佐野社長にコミュニティについての考え方を聞いた時です。「コミュニティには程よい距離感というのがあるハズで、幾つかの機能はわざと使いにくくしている」(本当はもっと具体的に聞きました)という話をしてもらいました。これは言うのはめちゃくちゃ簡単ですが、実践するのは凄く難しいハズです。

色んな話をクックパッド社内外の人から聞いた最後に、この話を聞いて、この会社は本当に賢い人達が賢くサービスを作っているなと思い、もともとC2Cの世界に興味があったというのもあり、入社を決めました。事前に色んな人にヒアリングしていると、クックパッドの人材はかなり良いという事が分かったのですが、レシピサイトの運営にはオーバースペックな人達が多くて何故だろうという疑問がありましたが、この時に解消しました。

技術部長の話では、かなり採用水準を上げているようで、今後ますます水準を上げていくという話でした。こことかここを読むとその辺りは分かるかな?

クックパッドには、優秀な人がもっともパフォーマンスを出せるようにするという、仕組みがあっちこっちに用意されているようです。この辺りの話はどこまで公開していいのか分からないので、おいおい書いて行きたいと思います。

会社に興味がある人は気軽に連絡下さい。一緒に働きましょう!

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